第5日目 4月18日(土)



午前7時
 起床。
 今日の打合せを憂鬱に思い、朝早くは起きられなかった。



午前7時半
 入浴後、外に出ると2匹の猫が心配そうに見ている。猫にまで心配されるとこちらまで不安になる。
 今日は曇りだがまだ雨は降っていない。気持ちよく最後の打合せを終え、気持ちよく土産を買いたいと感じる。

            


午前8時
 帰り支度と打合せ準備。こういうときに何を言われても完璧な資料を作れるようになったのは、大阪府警現場での森本さんのおかげ。



午前8時半
 準備完了。
 劣勢な打合せを如何に逆転させるか、戦闘モードとなる。

 六本木の事務所ではこんな仕事ばかりだ。ストレス社会は誰が作ったのか。



午前9時
 朝飯を探し、喫茶店でカレーパンと野菜ジュースを腹に入れる。昔好きだった〜カレーパン。



午前9時20分
 打合せ前に観光センターに立ち寄る。
 コピーはここでしか取れないのを前回教えてもらった。配布資料はこれで宜しい。

 時間が少しあるので、浜辺で気持ちを落ち着かせる。何となく触った珊瑚が何となく欲しくなり、ポケットに入れる(すみません)。

          



午前9時50分
 打合せ現場へ(省略)。



午前10時半
 打合せ終了。
 無事に終わる。

 こういう打合せで勝ち続けねばならないのが、この商売だ。
 我ながら上手く切り抜けられたことに、ニヤリとする。会社に待機させたスタッフと設計チームに連絡。この打合せの為に、万全を期してスタンバイしてもらっていたので、お礼と共に結果報告。



午前10時50分
 太陽が出てきた。
 打合せの成功と晴天で気分が良くなったので、お土産でも買うかという気になる。



午前11時
 誰に何を買おうか考えたが、何時も通りテキトウとなる。また7月に来るのだし・・・。

            



午前11時半
 シルバームーンにお土産等の荷物を預かってもらい、島内をフラフラする。
 前回も行ったのだが、とりあえず展望台へ行ってみるかと思う。船内では体を動かせないので、少々運動しておいた方が良いと軽はずみな考え。

            



午前11時40分
 この登りは結構キツイことを、思い出した。
 軽率な判断だったと後悔しながら登る。途中、昨日の雨のためヌカルンデおり、靴が泥だらけとなる。
 登山中、港区で遭遇する虫・は虫類は近寄られたくないと思うが、ここでは見つけると目を合わせたくなる。
 不思議な感覚だ。

              

          



午後11時50分
 到着。

 関西弁のおば様方から話しかけられるが、テキトウにあしらう。この年代の方々は、相手の事を考えずにズケズケと抵抗なく接してくる。囲まれて人の身なりの事を初めに、「何しに来た?」とか「鯨は見たか?」など、「見てない」といえば「ここに来た価値がない」だの説教。

          

          



正午
 下山中、大神山神社というものがあり、ここには毎回来るべきだなぁと思う。やはり神はいるだろうと思い出しているのは、疲労からか。

            

            



午後0時10分
 おば様軍団に追いつかれた。「ついて来るなよと」小声でいうと、聞こえたらしく「そんなんいうたらアカン」と肩を叩かれる。最悪だ。
 巻くように例の店に駆け込む。

             

          



午後0時20分
 好物のとろろ蕎麦を大盛りで注文。
 今日はカウンターに座らなかったので、店員との距離がある。一人静かにと思ったら、隣に座った中年男女二人の会話が面白くてたまらない。聞いてはいけないと思いながらも自然と入ってくる。
 タオルを出して顔を覆い笑っていた。



午後0時半
 やっと蕎麦登場。
 店員とも少々の会話をして、わさびを卸してとっとと食べる。早く食べないと、笑いが止まらない。ここで笑みが見つかると、おそらくまた仲良くなり知人が増える。乗船前にこれ以上知人を作るのは面倒だ。

 食後、直ぐに会計をする。店員に7月にまた来るからという。惜しまれる感じは、店の営業的教育が行き届いているからだろう。



午後0時50分
 シルバームーンで挨拶をし、二見港へ向かう。
 二見港では別れを惜しむ方々が会話をしている。ハイビスカスで作った首飾りやヘアバンドのようなものをしている人も多いが、花は美しくてもお前らちょっと...といいたくなる。



午後1時
 乗船開始。
 私は指定席なので急ぐ必要はないが、誰からも見送られる訳ではないので、さっそうと乗り込む。



午後1時半
 着替えを済ませ、荷物を片付けていると聞いたことのある声が近づく。
 「何でだよ〜」と叫びたくなる。私の周りはあのおば様方集団。いびきでもかいたら、鼻に
栓をしてやろう。



午後1時50分
 逃げるようにデッキ最上部へ。



午後2時
 出航。

 前回も見た光景だが、皆で手を振ってくれる姿や、船で追いかけ最後にダイビングをする方々、嬉しく思う・・・が、早速声をかけてきたのが、カメをご馳走した女性。どうやらすごく楽しかったらしく、私に嬉しそうに報告してくれる。
 彼女の嬉しそうな表情を見ていると、父島の力は偉大だと改めて思う。疲れた人々を癒し楽しませ、また来たいと思わせる力。人類は何かを忘れようと、アホなストレス競争社会を育んでいる。

          

          見送り船

          



午後2時半
 まだデッキから島を眺める。
 その女性が「鯨が出たら教えます」という。ド素人が偉そうにと思い、適当に返事をした。第一、ホエールウォッチングは有料で見るもので、この船から見える訳が無い(・・・と思う)。

 私はこの島の事を考えたいと思ったからデッキにいるのに、邪魔するなよと・・・。



午後3時
 突然女性が大声を出す。
 見ると指を差しており、その先をみると潮吹き。

 鯨だ!

 生まれて初めて鯨を見た。更に2度、潮吹きを見る。感動的だったが、この女性は一体何なんだろう。お礼をいう間もなく、その女性はデッキから姿を消した。



午後3時半
 あの軍団がどのような騒ぎをしているのか、オソルオソル見に戻る。
 まだ誰も戻っていない。このまま寝てしまおうかと思ったが、ベストポジションが空席だったので、PCの充電も兼ねてその場へ移動。



午後4時半
 外は雨、海は荒れている。
 また今晩も疲れそうな予感。とっとと寝るかと席に戻る。軍団は幸い静かに寝ているようだ。



午後8時
 目が覚める。

 相当揺れている。船が倒れるのではと思うほど。空腹の為、ポテトチップスを食べる。その程度しか食べる気になれない。



午後8時半
 起きていられないくらい揺れる。素直に横になる。



午後10時
 消灯の船内アナウンス。

 船に揺られながら夢を楽しむ。木でできた魔法の杖をバットにして、野球をする夢だった。



午前0時
 目が覚める。



午前3時
 空調ダクトから、嵐のような音が流れ込む。相当外は荒れている模様。

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