第2日目 7月15日(水)



5時半
起床。
暑いのと痛いので、ほとんど眠れなかった。
まだ静かな船内をウロツク。

          



6時
顔を洗い、デッキにて写真を一枚。
強烈な朝陽に青い海と青い空。
雲は散歩しているかのようだ。

単純な構成だが気持ちが高揚する。

          



7時
船内アナウンス。
到着予定時刻11時半(予定通り)。



7時半
窓の外に2羽の鳥。
船に並走するもシャッターチャンスを失うほど、自由に円弧を描く飛行。

          



8時
まだ到着前だが、到着後直ぐに重要な打合せがある事を思い出し、
戦闘モードに入ろうとするが、窓の外の鳥たちをうらやましく思う。
黒い翼で黄色い口ばしのカツオドリ。
こんなに長時間船に並走して迷子にならないのか。
彼らの辞書には迷子という文字はなく、これが自由というものか・・・。

どこから集まったか知らぬ間に群れは10羽以上になる。
こちらを眺める鳥、回遊しながら楽しむ鳥、突然海に突っ込む鳥、
自慢の翼を見せつける鳥など様々である。
背景には雲の集団移動。
一番遠くに見える雲までは何キロ離れているのだろうか。

          



11時20分
湾内へ。

          

          

何時も通りの父島タクシーがクルーザーで出迎え。
もう見慣れてしまったが、彼らは毎回やっているのだろう、営業効果はあるのか。

          



11時半
上陸。

今回の宿は前2回とは違い、「ガジュマル」という名前だったか・・・。
いずれにしても二見港から近いので、一人歩いて到着。
のんびりした雰囲気のお母さんとその妹さん。
日本語は書けないといわれ、笑顔でトーク。
3人での予約が結局1人になった事を詫び、早速部屋へ。
トゥウィンのベッドのある部屋を用意してくれていた。

前回までの宿「シルバームーン」よりは明らかに快適だ
(あの不便さも魅力的なので「シルバームーン」の魅力も捨て難いが・・・)。

予約電話時に「空調は壊れそう」と言っていたから、
この状況を見ると新しく取り替えてくれた事は明白。
何だか申し訳ない歓迎ぶりに、
春日部市産の麦わら帽子をかぶり、一礼をして打合せ場所へ向かう。

          



13時半
打合せ開始。
地元の工事会社との打合せ。
意見を言うにものんびりしていて、イライラするのだが、
これが島のルールと言い聞かせ、何とかその場をしのぐ。



16時半
打合せ終了。
宿に戻るとお母さんが、「暑かったでしょう」に加えて英語ナマリの日本語を発し、
テキトウにうなずいて玄関の中へ。
すると冷蔵庫を開け、「ウェルカムビールorウォーター?」と聞かれた。
こんなことまで言ってくれる宿は初めてだ。
仕事を残しているので、ビールを取ろうとする仕草のみで笑いを頂戴し、
部屋にこもり、設計スタッフと電話&メール。
明日の朝9時からの打合せに備える。

大変申し訳ないが、クーラーを付けさせていただいた。
何しろ汗ダクで、腰痛で右足も動き悪く…という言い訳付き。
お母さんらは外のベンチで気持ちよさそうに談笑している。



19時
散歩をしながらカメの産卵場所スポットへ。
明るいこともあり、そんな雰囲気ではなく、一杯飲みに行くかと決意する。
場所は勿論、ボトルキープされている場所。
いつもの、いつもの店へ吸い寄せられる。
少々不安あり・・・皆が知らん顔したことを想起し。
そもそも、店にそんな印象を与えるから今になって不安を感じるのだと後悔。



19時半
入店。
やはり覚えられていた。
感謝感激と思ってしまえば店の思う壺。
前回何を頼んで好んで食していたのかと考えながら注文。
間違いもあり訂正しても笑顔で応えてくれる女性定員のありがたみを感じる。



20時
ボトルキープした焼酎の減りはペースアップし、周囲の客は次第にいなくなる。
そんな中、船内で私にチョッカイを出してきた、男女三人が入店。
昨晩の事は覚えていないらしい。
まったくあかの他人で過ごす。



20時10分
突然の電話。
大手設計事務所の方から。
ある大きな物件を一緒にやらないかとの問い。
これも何かの縁。
了承して直ぐに席に戻り、店員全員に一杯おごる。

カメ店長(分からない人は出張日記1へ)も横目で見ていたくせに、
ビール一杯飲もうという掛け声で宴に参加。

楽しくてたまらない。
あまりに楽しくて、話が宇宙人やUFOまでに発展。
この楽しさは最終日に残しておきたいと思う。



22時
会計を済ませ、宿に帰るふり。
ウミガメの産卵ポイントに足を向ける。



22時半
あの珊瑚海岸に到着。
ドデカイカエル2匹に迎えられ、空を見上げる。
星座は知っている方だと思っていたが、これだけ星があると何座なんてわからない。
天の川も数十年ぶりに見た。
大きな綺麗な星たちが、何かを語ろうとしているように感じる。
あと2晩で何かを感じて帰りたいと思う。

独りの夜は、比較的好ましい。
独りであるから多くの他人と話しすることができ、学ぶことも多いと認識している。



23時
結局産卵するカメには会えなかった。
また明日と言い聞かせ、帰路。



23時10分
玄関を静かに開ける。
皆寝ているだろう。
そろそろと階段を上がると下からお母さんの声。
振り向くと、お風呂に入るのか、朝食を作ろうかと涙が出そうなお言葉。
「ありがとうございます!」と明日の起床時間を告げて部屋に入る。



23時半
やはりメールが混在していた。
明日9時からの打合せに備え早く寝ようと誓う。

腰痛は相変わらず、爆弾のよう。

                                 第2日目終了 第3日目へ続く

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