第2日目 9月5日(土)



4時半
起床というかもう限界を感じ、廊下へ出る。
手摺につかまり柔軟体操。
周囲の目を気にする余裕はない。



5時
相変わらずの揺れ。
便所へ行くと聞きたくない音がブースから・・・気持ち悪くなるよなぁ、これでは。



7時
到着時刻が50分遅れとアナウンス。



8時
自動販売機でお茶を購入。

その帰りに甲板から外の写真を撮るが、水しぶきで撮影失敗。

            



8時半
具合が悪い人のご主人が相談に行っていたらしく、その人を呼び出すアナウンス。
まるでサバイバルゲーム。

今回観光で乗船している者はちょっと失敗だ。
初めてこの船に乗った者は二度と来るかと思うだろう。



9時
“空腹感”と“食事をした後に気持ち悪くなったらどうしよう・・・”という不安感との葛藤。

結局空腹感が勝り、具合が悪くなっても3時間半の我慢と言い聞かせる。
カップラーメンを食す。



9時15分
身支度を整える。

鏡を前に相変わらずのボサボサ頭だ。
「髪を切る暇と金がない」という言い訳は何時まで通用するか。



10時
船内を散策する。

・・・とはいえ、以前と何も変わらない。
唯一変わっているのが、台風情報の掲示板。
台風の目をニラムが、ニラミカエサレタ気がする。

            



11時
前回の渡航で現れたコワモテの方と何度もすれ違う。
向こうも意識しているなぁ・・・完全に。
何時か話す時が来るぞ、これは。



12時
もう着いたも同然・・・何時もの父島。
ただ分厚い雲に覆われている。

何時ものように父島タクシーがお出迎え。

            



12時20分
通常より50分遅れの上陸。
かなりシンドカッタ。



12時30分
宿のガジュマルに到着。

前回と同じトゥインの部屋にしてくれていた。

感謝。



12時40分
早速メールチェックと会社から図面がメールされ、チェックバック。



14時15分
現場へ向かおうとすると、玄関で見たことある顔。
設備工事会社の役員もここに泊まる事になったと聞く。

「なんだよぉ〜」と少々がっかりした顔を見せてしまったが、
宿のお母さんに傘を差し出され、「いってらっしゃい」と背中をたたかれ外出。
もう向こうも私を息子のように扱い始めた。

「注意せねば・・・」と独り言を発し、ドシャブリの中“ショートカットトンネル”を歩む。



14時半
現場着。

島の工事会社は、少々穏やかな気質をもつ。
「だめじゃないか!」なんていっても、
「分かりました。」の後には笑いがある。
「本当に分かってんのか?」と言いたくなるが、こちらも大人でそこは様子見。

今日も精度の良い図面とオホメノ言葉を頂戴する。



17時
現場打合せ終了。

ドシャブリの雨の中、平気で帰ろうとする私を皆が止め、
車で送るから少々待つようにいわれる。



17時10分
車に乗り、恐縮していると、
自分のやっている他の現場を見てくれと言われる。
「そういうことね・・・」とつぶやく。



17時半
ガジュマル(宿)に到着。

車から降り際に、カメ店長の店を知っているかと問うと、今2号店を建てていると聞く。
ならば今晩一緒に飲むかという話になり、19時に店で待ち合わせとなる。



18時
会社へ図面のチェックバックメールをしていると、下からお母さんの声。

戸を開けると島内放送で、船は明日の17時に発つという。
台風の影響は分かるが、何故明日なのか。
今日、ヘトヘトでこれから一杯飲んで景気をつけ、
明日から頑張ろうと思っているのに・・・明日からまたあの辛い船。
しかも帰りの方が揺れると聞く。


月曜日の会議はどうなるのか?!
私以外でプレゼンはできないだろうし、どうしたらよいのか!!


しかし島民は諦めが早い。
自然の猛威にはかなわないし、
それを避けた生活をするという概念が行き届いている。



18時半
「しゃぁない・・・」と思い、ベッドに横たわる。



18時35分
「そうもいってられない!」と飛び起きる。

明日帰るのであれば、やれるだけのことはやって帰らねばならぬ。
明日の朝、10時から打合せだが、
幸いにもこれから一杯飲む話をしたから、飲む前に少々打ち合わせができる。



19時
準備に時間がかかり、完全に遅刻だが、店へ向かう。



19時10分
店へ到着。
カメ店長が休みであった。
女性店員は覚えていてくれたようで、異常な歓迎ブリ。

明日帰ると告げると残念がる素振りは、
店からの教育が行き届いているだけで、だまされてはいけない。



20時
少々仕事の打合せをした後、島の掟やルールの勉強会となる。
戦争を知る方も隣に座り、日米会議となる。



22時
いろいろと聞かされたが、堅い話は抜きにしてということで店を出る。



22時10分
2軒目の店へ。

1軒目もそうであったが、
店には彼の部下や知人が大勢おり、聞くと部下の奥さんがお店をやっているという。
BARであったにも関わらず、何時もどおりの飲み方をしてしまった。

おそらくこれで私の事が島内に知れ渡ってしまっただろう。


「島の掟その1」
仕事での立場は仕事の時のみ。
仕事が終われば、皆上下関係のない友人である。

人口2千人程度であれば、
この掟がなければ都会よりもストレス社会になってしまう。



24時
宿に戻る。
置手紙あり。
鍵は閉めろと英語で。



24時半
就寝。

明日本当に帰らねばならないのか・・・。

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