第3日目 9月6日(日)



7時半
起床。
何時も通りに風呂に入り、朝食を待つ。

外は暴風雨。
この天気でこれから打合せに向かわねばならないとは・・・。
内地ならば交通麻痺で休みとなるだろう。



8時
朝食をとる。

雷の音がこだまする。
地鳴りのようで迫力あり。

外は壊れた傘にしがみつく観光客。

            



9時
身支度を整える。
今日は、10時から山の中腹で打合せ。

暴風雨の中、歩く気がしない。

            



9時半
今日帰るのであればチェックアウトせねばならいと気付く。
急いで下に降り話をすると笑われる。



9時40分
荷物を預かってもらい、チェックアウト。
傘と図面を入れるビニル袋を拝借した。

ショートカットトンネルを歩こうとしたが気が進まず、
暴風雨の中ではあったが遠回りをする。



9時45分
やはりトンネルを通るべきだったかと後悔していると、
前から車がきてUターンして止まる。
迎えにきてくれた・・・トンネルを通らなくて良かった。



9時50分
会議室に到着。
事前に本日の打合せ内容と仕上げサンプルの確認。



10時
打合せ開始。



11時15分
打合せ無事終了。
書類のチェックを終え、相談があると言われた別現場へ。



12時
会議への欠席を詫びる文章を作成する事となり、私の昼飯は省略される。



13時
打合せ場所へ。

代役を素人にお願いしたが、質疑応答はできないでしょうという事になり、
昼食抜きで書いた文面とニラミアウ。



13時40分
ならば支庁へ出向こうという事になる。
日曜日の午後という内地ではあり得ない日時。



14時
支庁の裏口のドアノブを回すと、
鍵がかかっていなかった。
第一関門突破!

ガラス越しに照明が付いている事を確認。
カウンターでそこにいた方を呼び、突然アポなしで訪ねた理由を伝える。
会議の内容を説明し、工事内容も含め説明し、
本当は○○さんにお会いできれば良かったのですが・・・と伝えると「いますよ」と返事。

聞こえていたはずなのに、本棚の後ろに隠れていた。
嫌そうな顔をして担当者登場。
第二関門突破!

同様の説明を始めるも面倒臭そうな対応で、
「うーん」と数十回繰り返し、我々の沈黙との戦い。



14時半
やっと電話を手にし、委員の一人に電話。
おそらく電話の向こうでは、その担当が内容を聞き、
明日代わりにプレゼンするように言われている模様である。

彼は「自分がたまたまここにいただけだ」を繰り返す。
終盤は「明日は休みをもらっている」と白状した。
たま〜にしかない会議に休みを取る担当者とは如何なものか・・・。



14時50分
次の電話をかけ始める。
委員長に電話。

今日はセンゴク先生が内地から来て講演をしているらしく、
委員長はそれを家族で見ているらしい。
電話はつながらず、
担当から「こうやって皆に迷惑をかけている」というコメントに、
隣から「そんな言い方ないだろう!」と怒鳴り声。

「帰りたくて帰る訳ではない!」という言葉に対し、
「だったら船に乗らないのが常識だろう」と担当者。
「日曜日に働かされて」とまで言い出したので、
「我々も帰らねばならなくなったから、
こうして日曜日であるにも関わらずここにいる」と応戦。

私の携帯番号を渡し、どうするのか電話をするよう伝えその場を去る。
どうもこの部署とは相性が悪いようだ。



15時20分
ガッカリしながら、とりあえず時間もないので乗船手続きを先にすることにした。



15時半
その列に並んでいると携帯が鳴る。
「今から来て欲しい」と。
「並んでいるから直ぐには無理だ」と伝えると、
「終わり次第来てください」と。



15時50分
支庁へ。
委員長と打合せが始まった。
明日欠席せねばならぬことを詫びると、
「せっかく来たのに大変ですね」と。
これが普通の対応だろうと担当に目をやるもその姿はなかった。

一通り説明し、明日は素人が立会うが10月にまた来るので・・・と話す。



16時10分
打合せ終了。

ヘトヘトになりながら、宿に向かう。
ギリギリの打合せ。
そういえばここに来ると何時も何かが起きる。
時間はないが少し頭を冷やす必要があると、

こじゃれたカフェでビールを一杯。



16時20分
あと10分で乗船開始となる。

ガジュマルに荷物を取りにいき、
次回渡航予定と宿の予約をした。



16時40分
既にチケットは入手しているので急ぐ必要もないが、
相変わらず見送る人はいないので颯爽と乗り込む。

・・・といいながら作業着を着た建設業者が見送りに来ているが涙が出るわけでもない、
1ヶ月の別れを派手に演じる気もしない・・・隠れながらの乗船であった。


その長蛇の列で、私の前に並ぶ人が、リュックサックに長い傘を差しており、
キョロキョロする度に私の麦わら帽子のツバに傘が当たっていた。



16時50分
乗船時にチケットを切られるが、
その場で傘が船の扉枠に引っかかり、リュックサックから抜けてぶら下がった。

彼は気付かず、そのまま進むが、一つ笑わせてやろうという性格の悪さから、
「お〜い、傘があんたとは乗りたくないってよ」と。

周囲は大爆笑であった。
彼も直ぐに気付き、「漫画みたいですね」と苦笑い。
彼が笑いをもらって喜んでいるのを横目に、さっさと自分の席へ消える。



17時
出航。

今回は甲板に出るのは止めた。
太鼓の音も、皆が手を振る姿も、クルーザーで追いかけダイブする姿も、
全て窓の中からだった。
実は乗船前に買い込んだ大量の酒を飲み始めていた。

今日は日曜日。
乗船前のビールに続き、この揺れに負けぬよう、アルコールを補充する。



22時
消灯のアナウンス。

気付くと5時間も酒を飲んでいた。
何リットル飲んだか数えていない。
飲まれる酒らも波に揺られ、テーブルから落ちそうに踊っていた。

今回の船中はかなり静かだ、皆が警戒しているのであろう。



22時半
2回目の渡航で鯨と出会い、
3回目の渡航でカメと出会った。
今回の渡航は台風と遭遇。
次回は台風以外でお願いしたいものだ。

部屋に戻ると真っ暗だった。
部屋の電気は消灯後もONだろうと独り言。
スイッチをONするとカーテンを開けてニラム奴あり。
カーテン閉めてんだからいいだろうという目でにらみ返すと同時にスイッチOFF。

初めて登る2段ベッドのハシゴは暗闇の中。



23時
肩も痛いし腰も痛いが、アルコールが少々平衡感覚を麻痺させてくれたようで、
眠れそうな気がしてきた。

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