第2日目 2月18日(木)




7時
布団の中で時計とニラメッコ。
7時半の目覚ましで起きる予定だったが、
我慢できずに起床。

かなり腰と背中が痛い。



7時半
数度渡航しているが、初めて船のシャワーを浴びる。

幸い船の揺れはほとんどなく、裸で転倒するなど恥さらしにはならなかった。



8時
部屋に戻ると、同部屋者がもう我慢できないと笑いながら起きてきた。

二人で朝食を食べる。
彼はもう二度とこの船には乗らないと苦笑い。

父島から帰る時には逆の事を言っているだろう。
それだけ魅力的な島であることを仕事で来させられた彼はまだ分かっていない。
特に説明する気もなく、“どこに泊まるのか”や“どこで飲むか”などの世間話。

そういえば乗船時に今宵は彼と飲むだろうと思っていたが、
私の具合が悪く、それは実現されなかった。



8時半
そういえば、今回の船室は1号室。
最上階デッキレベルで操舵室の隣。
壁の向こうでは徹夜で操縦しているのだろう。

彼らの分まで寝てしまった気がして、少々申し訳ない気がしないでもないか。
・・・と思ったら到着が30分遅れるとアナウンス。
こんなに揺れのない海での操縦で、30分遅れとは何事か。

寝ながら運転でもしていたのかと壁に向かって笑顔の二人。



9時
天気があまり良くないように見える。
今日、明日は足場に登って検査せねばならんというのに・・・。



10時
聟島列島確認。

写真を撮る程の天気ではない。



11時
テレビをつけるとオリンピック中継。

南国へ行くのに雪や氷は似合わない。
日本選手の惨敗を僅差という表現に変えるのは、スイッチオフする理由となる。



12時
雑談をしていたら到着してしまった。
今回は父島タクシーのお迎えを見物できなかった。



12時10分
適当な挨拶を交わしてお別れ。

狭いからきっとまた会いますよ・・・と別れ際。



12時15分
お出迎えでの知人は増え、照れ笑いしながら、今回初めて泊まる宿のお迎え場所へ。

挨拶を交わすも遠くから呼ばれ、荷物だけ預かってもらう。



12時30分
宿着。

失敗した。
クーラーがない部屋であった。

13時15分に迎えに来てくれることになっており、急いでカップラーメンをススル。



13時
「田中先生いますか〜」と親分の声。

こんな観光客用の宿で、このコメントはご法度だろうと出ていくと、
知っていたかのように笑顔で挨拶。
少々身支度を整えるのに待ってもらっていると、宿のご主人と田中の話。



13時10分
これ以上話をされないようにと急いで外へ出る。

宿のご主人に「いってらっしゃいませ田中先生!」と言わた途端、雨が降ってきた。

現場までは徒歩30秒。
これから役所に行く前の打ち合わせなので、淡々とすませ役所へ移動。



13時半
打ち合わせ開始。



14時
現場へ移動後、説明。

ドシャブリの雨。

打ち合わせ終了。

明日は9時に現地集合とし別れる。

   



14時30分
2つ目の現場へ。

現場には車で送迎してもらうが、到着するもやはり作業員はいない。

電話をし、どこにいるのと聞くと雨宿りという。
「すぐに行きます。」と言われ電話を切ると、3分もしないうちに現れた。

現場のチェック、質疑応答をすませ、会社へと向かう。

島の人々はノンビリだから工期の遅延を何とも思っていない。
工期の修正の為に、私がメーカー等に連絡し、納期の短縮等の交渉をする。



18時半
打ち合わせ終了。

住宅の施主の所へ急ぎ足。



18時50分
忙しそうにしていたので、明後日には必ずお会いし現地視察する約束をする。
別れ際、「今日もあの店行きますから。」というと彼も来るという。



19時
宿に戻り、メールチェックなど。

書類を溜めるのが好きではないので、
今日までの書類はすべて今日の内に終わらせた。

途中、網戸の外から「田中先生、○○○」と宿のご主人から話しかけられる。
この宿は間仕切り壁がアコーディオンカーテンで、船内のような2段ベッド。
声はツツヌケだが、窓を開けると海辺の音。

明日になったら気に入っているかもしれぬ・・・。



20時15分
会社に連絡すると“ヤボヨウ”を頼まれそうなので、
静かに準備をしてあの店へ向かう。



20時30分
あの店に到着。

「おかえりなさい。」と言われたまでは良いとして、
次に出た言葉が「また太ったんじゃない?」と偶然出くわしたカメ店長。

笑いながらテキトウニかわし、何時ものように焼酎を頼む。
酔っぱらう前にお土産のフリクションボールペンを渡すと、少年のように喜んでいた。



21時
このボールペンに店員が集い、
内地では当たり前のヒット商品を物珍しそうに皆で眺める。

他の客に自慢するまでの騒ぎよう。



22時
「仕事をしろよ〜」と言いたくなるくらいこのボールペンで会話が弾む。



22時半
住宅のお施主さんが登場。

島の事情から再来年度工事になったと嘆く。
私からすれば、設計期間が1年になった喜びであったが。

とにかくゆっくりこの建築を成功させようと合意。
あとは冗談を言いながら酒を飲む。



24時
明日は早くから現場立会なので、
今日はこの辺でというがなかなか帰れない。



24時半
逃げるように宿へ戻る。



24時45分
メールチェックしているとアコーディオンカーテンの向こうの宿泊客が帰ってきた。
ものすごい音とともにベッドへ横になり、10分もしないうちに大きな地響き。

ガッカリダ。
明日から他に泊まろうかと真剣に考えながら、今日は寝ることとした。

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