第5日目 5月15日(土)





7時
起床。



7時15分
何時もより少し早く朝食をすませる。

何時ものリズムにしたかったので、
あの青年にシャワーを浴びさせて欲しいと頼む。
青年が愛想のない宿主から許可を得てくれた。



7時50分
シャワーを浴びて身支度を整えていると、
宿主が私に早く荷物をまとめてチェックアウトするよう促す。



9時
メールチェックの後、チェックアウト。

浜へ行く。

   

   



9時10分
何時もの浜へ行くと、釣りをしている者あり。

見ていると糸を垂らす時間はほとんどなく、
いわゆる「入れ食い」である。

周囲に人が集まるようになり、
聞くと寿司屋の亭主であると。

これが寿司ネタになるというのだから面白い。
いい商売である。



9時30分
島内視察の為、集合場所へ。

最初は墓地。
島の墓地は洋風和風が混在する。
なかなか見られない光景で、そこから望む風景はすがすがしさを覚える。

   

   

   

ただそこにも戦争の跡は残る。
朽ちた大砲もそのままである。
墓で眠るご先祖は仲良くしているのだろうかとトカゲに聞いてみる。

   



9時50分
ウェザーステーションの展望台。

ここからは薄らと母島が見える。
肉眼で見たのは初めてで、ここからクジラのダンスを見るのも良いかもしれない。

   

   

   

そこから歩ける遊歩道。
歩くこと20分、ここにも戦争で使われた洞窟。

   

上に登ると島全体を見渡せる展望台。
何時も立ち寄る大神山神社はかなり低い位置に見える。

珊瑚も奇麗に映し出され、
エメラルドグリーン色を演出している港は、
海底に真っ白な砂があるからだと聞いた。

   

   



10時45分
来た道を戻り、再びウェザーステーションへ着。

そこにあった建物はおそらく戦争で使われて、
現在は違った機能となっている小屋だが、
私の提案している新たな建築をほぼ再現したものであった。

自然にこうなったのだろうが、見事であった。
これを人工的に表現しようというのが田中の案である。



10時55分
宮の浜へ移動。

犬が気持ちよさそうに泳いでいた。
この犬実は私の好きなフリスビーできない犬である。
こっちに一度近づいてきてウィンクしたので確信した。

   

トラノオを拝借して会社に“マイナスイオン”のお土産。



11時10分
漁業協同組合(魚協)へ移動。

島で最も権力のあるエリアだ。
まずは網の自動洗い機を紹介されるが、
私の目は着岸前に何時も目にする大きな岩。

この地層の隆起はどのデザイナーにも表現できない力強さと美しさだ。

   

   



11時20分
漁協内のカメを育てている施設へ。

ここで働く人々はボランティアらしく、
それをアピールする張り紙がある。

小さなカメは可愛らしいもので、大きなカメはかなりの貫録である。

   

   

帰り際、あるカメが私をジッと見ていた。
そして腕をバタバタ水しぶきをあげ、
逃亡を手伝うよう交渉してきた。

   

   

それは無理だろうと歩いて去ると、
私が消えるまでバシャバシャと暴れていた。



11時50分
ハカラメを拝借し、
こんなの有料で売るなよなぁ・・・と独り言。

誰にあげようか考えているうちに、何枚取ったか分からなくなる。



12時
ターミナルにてチケットと交換。

ネズミの死体を発見。
皆は気持ち悪いというが、
私にはそうは思えないのは干支だからか・・・。

   



12時15分
昼飯はビジターセンターの隣のラーメン屋。

何を頼むか迷っているうちにとりあえずビールを注文。
何時もはビールを飲まないのに注文してしまった。

メニューを見ていると、
店員が今なら餃子二皿ありますけど、と交渉。
間違えて作ったらしく余りモノである。
福があるかもしれないので、ありがたく頂戴した。

もう帰るだけだからと数杯飲んでしまった。



13時30分
気付くとこんな時間。
乗船開始時刻。

急いで会計し、宿に荷物を取りに行く。



13時35分
宿の青年が入口前で私を待つ。

「どこ行っていたんですか?」と苦笑いをされ、
車に乗り港まで送ってくれた。

実は買うモノを忘れていたが、
青年に悪いのでとりあえず、ターミナルで礼を言って別れた。



13時45分
小走りでスーパーへ行くところをカメ店長に見られた。
挨拶をするも時間がなく、走る足は止めなかった。

焼酎を一升購入し、船へ向かう。
息を切らして走っているとカメ店長の女性店員に笑われた。



13時55分
出航5分前に乗船。

まぁ、こんなのもありかと・・・。



14時
甲板に出るとカメ店長の女性店員が黄色い声で、
「田中さん次来たら泳ごうねぇ〜」と。

周囲から笑われるのは当然で、
仕事相手の前で、恥をかく。

アイツラへの逆襲は7月まで考えておこう。



14時30分
いつものように見送り船。

   

電波圏外になる前にメールを受信だけしておく。



15時
宴のお誘い。

今回はオフシーズンなので島民が多く、
大宴会に巻き込まれる。



24時
気付くと9時間も飲み続けた。

船にこんなにアルコールがあったのかと、
空き缶、空きビン、空きパックの量に驚く。



24時30分
就寝。

                                 第5日目終了 第6日目へ続く

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