第2日目 12月4日(土)





5時
起床。
横にはなっていても深い眠りには辿り着けず、
朝陽に導かれ布団から出る。



8時
自衛隊の彼も起きてきた。
昨日の失態を後悔していた。



9時
カップラーメンを食した後、身支度を整える。
部屋に戻り読書。
今回本を3冊持参したのだが、まだ一冊しか読み終えていない。



10時
窓の外は海と空。
聟島列島が見えないのを不安に思う。
カツオドリが現れたので安心する。



10時30分
船内アナウンスで、聟島列島が薄っすら見えると。
よく目を凝らすと確かに見えていた。
聟島列島がこんなに薄っすらとしか見えないのは初めてだ。

13時10分にははじま丸が出航すると聞く。
何故か、この船の二見港到着時刻をアナウンスしない。



12時40分
父島着。
大変疲れたといいたいところだが、
これから船を乗り継ぎ、2時間かけて母島へ行く。



12時50分
親分が迎えに来てくれており、
手土産を渡す。

実はこの渡航までに、いろいろと協力してもらってしまっていた。
多少の仕事の話をして、ははじま丸へ乗り込む。

おばさまの集団が騒いでいて、かなりうるさい。
こういう歳の取り方はしたくないと思う。



13時20分
少々遅れて出航。

父島の最南端にはハート型の岩があると聞いていた。
それを見てみたくて、外で揺られながら待つ。



13時40分
グレーの岩の中に、赤土が固まったであろう岩が大きく見える。
確かにハート型であり、母島へのラブコールと言われている。
まぁ多少のロマンスは許してやろう。

それにしてもははじま丸は小さいだけあって揺れる。
船首が5mくらい上下に揺れる。
こんな中、読書をできる自分を喜んでいいのやら・・・。

   

   



14時20分
父島と母島はそんなに離れていないので、
中間にいると両方の島が見える。



15時30分
母島初上陸。

仕事相手と少しの打ち合わせ。
宿主が迎えにきてくれていると聞いたがおらず、
地図をみながら、一人歩いて探す。

母島は父島に比べかなり小さな街の印象。
アスファルトがない。



16時
道を間違えながらグルッと回って宿に到着。
すると道路に座っていた女性から「ひょっとして田中さん?」
と聞かれる。

お互い港で会えなかった事を謝りながら、
部屋の位置などを聞く。
夕飯は18時からと言われたが、
打ち合わせがあるから無理だと告げると、
「じゃぁ何処かで食べてきて」とのこと。
朝飯は6時半と言われたが、
早すぎるのでキャンセルに・・・。

もう母島で仕事しないぞ・・・と言ってやりたかった。



16時30分
部屋で仕事の支度をし、外出。



16時40分
船の待合所に寄り道し、夕飯の食べられる場所をチェックすると2軒しかない。
「困ったものだ・・・」とそこにいた人に尋ねるも、
やはり2軒しかないらしい。

1軒は寿司屋、もう1軒は私には似合わぬ店。



17時
打ち合わせ場所へ行くと、「明日にしてくれ」と言われた。
確かにこんな暗くて現地調査は無理だと思うのだが・・・。
寄り道をして帰るにも小さな街なので、
歩いていればヨソモノと直ぐにわかり、
道行く小学生も私に挨拶する。



17時30分
会社に連絡。
少々愚痴ってしまい、電話を切った後に後悔。

とにかく明日の朝、11時までの勝負で仕事を終えねばならない。
2物件の現地調査であり、万全とは言えぬ資料たちをニラミ、
かといっていまからではどうにもならぬとこの資料たちの活躍を祈る。



18時
外出。

2軒しかない店を選ばねばならない。
どう考えても、若い女性が好きそうな店へは行けないという事で、
寿司屋の暖簾をくぐる。



19時
2軒しかなければ、当然1/2の確率で知人が入ってくる。
これは困ったと思う気持ちとは裏腹に、
刺身の盛り合わせは一人では不可能な量であって、
めざしもそれなりで、焼酎を10杯くらい飲む言い訳になった。



22時
店を出る。

小さい街だから噂は広がる。
よって悪口は慎まねばならない。
ストレス発散とはいかぬ酒の席であった。



22時20分
宿へ到着。
何時もとは違うリズムではあるが、
即座に風呂に入り、読書を楽しむ。

明日は寝坊できない勝負の一日である。



24時
ウトウトしながら眠りに就く。

                                 第2日目終了 第3日目へ続く

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